過去の開催情報

平成31年4月13日開催　第165回起業の鉄則研究会　報告書
起業の鉄則研究会(リーダー: 小林宏至副会長)

平成 31年4月13日(土)14時より、本年度第1回目(通算165回目)の起業の鉄則研究会を開催しました。会場は、神戸市兵庫区の甲南アセット本社6階。NBKからは大賀氏に出席願い、いつもご参加いただいている皆様にご参加いただき、参加者23名、その後の懇親会も21名の参加を得て、盛況裡に開催することができました。総活発な質疑応答があり、大変、実りの多い有意義な研究会となりました。


◆第1部：「苦痛なく全消化管検査が可能な自走カプセル内視鏡による健康寿命の延伸」
講師：株式会社ミュー　代表取締役　大塚　尚武　氏
既存のカプセル内視鏡にひれを取り付けた自走カプセル内視鏡（ミニマーメード）を飲むことで消化管内を自由に検査できるシステムを開発した。ひと飲みするだけで簡単にスクリーニング検査ができる。従来の苦痛で恥ずかしい検査を行わなくてよいのだ。利点としては、1回の検査で全消化器官の検査ができること。検査時間も従来は数日かかっていたのが1時間と短時間。製品化に伴い、コピー防止の為、国内で6つ、費用が10倍かかる海外でも2つの特許を取得。早期発見・早期治療により医療費の削減が出来、健康寿命を延伸し、予防医療へと医療の変革に貢献したい。


◆第2部：「非常用自家発電設備点検事業の市場の創出並びに展開について」
講師：株式会社BBC　高田　寛　氏
昨年、自家発電設備の点検方法が改正された。そこで、改正消防法に沿った非常用自家発電の点検作業について事業（負荷試験施工代理店の構築）を行い、また、啓蒙活動を行い法改正の認知を広げて市場を創出しています。マーケティングオートメーションを使い、まずは認知度をあげています。市場としてはトンネル、病院、老健施設、ビルなど数多くあります。今までは義務で罰則があるにもかかわらず、コストがかかる為に消防点検未実施という施設でも、費用が安くなることで実施しやすくなります。全国的に皆が法令遵守できるように啓蒙活動を行っていきます。


小林宏至塾長は、ベンチャーは資金力では勝てないため、大企業がするような仕事ではなく、シーズよりニーズ、隙間をさがし、コンプライアンスを守り、独自のビジネスモデルを構築すること。金儲けは誰かを犠牲にして成り立ってはいけない。人に迷惑をかけず、税金を納め世の為、人の為に尽くして下さい。



次回は、2019年5月11日（土）14時から。甲南アセット本社にて開催予定。